熱中症はクーラーで防ぐしかない!クーラー病が肌に与える影響とは

2018年7月28日

貴女は夏は好きですか?

私は幼い頃から数年前まで、夏が一番好きでした。

大好きだった海水浴や川遊び、キャンプなどの思い出も、みんな夏のことだったな・・と思います。

無人島

でも今、「夏」は本当に過酷な季節になりました。

「暑いね~」とお互いに言い合って、頑張って乗り越えることができるレベルを超えてしまったと思います。

人は様々なストレスがあっても、自然の中に入れば心の傷や疲れが癒されて、元気になっていくことができるはずでした。

そして「夏」という季節は、そのひと夏を超えるごとに生命力の底力が太く大きくなっていく、魅惑的な季節でもありました。

でも今は、自然の懐に潜り込めばそれだけで幸せだった頃とは何もかもが変わってしまって、私達には成すすべがなく、その猛威の前に立ち尽くしているような気がします。

そしてクーラーも10年くらい前までは、電気代をかけないためになるべくつけない工夫をしたり、ドライで過そうと試みたりしましたが、今はそんなことをしていたら、倒れるというだけでなく、死んでしまう可能性も出てきました。

特にお年寄りは、体温調節が難しいこともありますし、また昔の日本の夏はこうやってしのいできたんだから・・という経験が頭に残っていて、長い時間クーラーを入れたり、つけたまま眠るのが体に悪いなどと感じてしまう方が多いのかもしれません。

時代だけでなく、自然の基準も変わってしまったことに、気持ちもついていけない、ついていきたくない気持ちもあるのかもしれません。

生命の危険の前には、美容は二の次になってしまいますが、今日は女性の肌を夏の熱中症を防ぐために必要不可欠なクーラーから、どうやって守っていくか、美容や美肌の面から考えていきたいと思います。

熱中症とは?

いま、テレビをつければ一日に何百回も聞く言葉。「熱中症に気をつけましょう」
その熱中症とは、改めてどのようなものでしょう?
熱くて倒れてしまうことでしょ・・?と私は思ってしまっていますが、きちんとした病状としてはどのようなものなのか調べてみました。

熱中症の症状

熱中症の症状には、以下のようなものがあります。

  • めまいや立ちくらみ、顔のほてりがある。
  • 筋肉痛や筋肉のけいれん。足がつる。
  • 倦怠感 吐き気、頭が重い。頭痛。
  • 汗のかき方がおかしい。(何度拭いても汗が出る、もしくはまったく汗が出ない)
  • 呼びかけに反応しない。おかしな返答をする。
  • まっすぐ歩けない。
  • 自分で動けない。水分補給ができない。
  • などです。

    特に、呼びかけに反応しないなど意識障害がみられる場合は重症である可能性も高いため、速やかに病院に搬送する必要があります。

    こうして症状を見ていくと、私も黄色信号からたまに赤に点滅していたこともあったような気がして怖くなりました。

    クーラー病とは?

    クーラーをつけないことは命にかかわるような暑さの場合もあり、最近ではクーラー病という言葉もあまり聞かれなくなりました。

    実は「クーラー病」は正式な病気の名称ではありません。

    クーラーとの温度差が原因で起こる「自律神経の機能の不全」の通称名称です。

    自律神経機能の不全とは

    自律神経とは、活動している時に活発になる「交感神経」と、リラックスしている時に活発になる「副交感神経」があります。

    交感神経は体温を下げ、副交感神経は体温を上げる体温調節機能があります。

    しかし、クーラーの効いたところとそうでないところを何度も行ったり来たりすることで、体は急激な気温差を感じ、温度差に体がついていかず、暑いのか寒いのか混乱してしまい、自律神経のバランスを崩してしまうのです。

    しかしクーラーをつけないと命にかかわるような猛暑の時期に、根本的な方法はないともいえます。

    こうなると解消法を探していくしかありませんね。

    クーラー病の主な症状

    ★全身のだるさ(疲労感)
    乳酸などの疲労物質が溜まってしまうため、だるくなります。

    ★手足の冷え

    ★肩こりや腰痛
    筋肉が冷たくなることで肩こりや腰痛になります

    ★頭痛
    血流やホルモンバランスが乱れると頭痛がおこります

    ★食欲不振や下痢
    暑くて食欲が落ちてしまい、水分を沢山飲みます。
    クーラーでの冷えに加え、冷たい飲み物などを取ることで胃液が薄まりやすく、消化機能が落ちるため、下痢がおこります。

    ★不眠
    クーラーがきいていても眠りが浅かったり、熟睡できない、良く眠れないということから不眠になります。

    ★イライラ
    自律神経のバランスが乱れることでイライラします。

    ★むくみ
    体内の血行が悪くなると老廃物の排出がうまくいかず、むくみが出やすくなります。

    ★めまい
    体が冷えることでホルモンバランスや自律神経が乱れてしまい、めまいやふらつきが起こります。

    ★肌荒れ
    クーラーのきいた部屋は非常に湿度が低く、また血行が悪くなることで肌の修復力が落ち、乾燥や肌荒れを起こします。

    クーラー病と夏バテの違いとは?

    夏バテとクーラー病、どちらも同じような症状ですし、両方合併してしまっていることも多いかもしれません。

    夏バテの場合、暑さのせいで温度調節が追いついていない状態です。

    あまりに暑かったり湿度が高すぎたりすると身体から上手に発汗することができず、体温が下がりにくくなります。

    クーラー病は、冷やしすぎることで自律神経が乱れてしまい、体温調節機能などに異常をきたしてしまう状態のことを言います。

    症状は同じなのですが、根本の原因が違うのです。

    クーラー病の対処法

    きっとどなたも日常にしていることだと思いますが、私の考えつくクーラー病の対処法を書いてみます。

    1・カーディガンを羽織る

    2・ひざ掛けで足元を保温する

    3・身体を中から温める食材を食べる。

    体を温めてくれる食材としては、ショウガ、ネギ、ニンニク、玉ねぎ、唐辛子、鶏肉、チーズ、香辛料の効いたもの…などが挙げられます。

    暑い季節は食欲が落ちてしまっているので、塩分を摂取できる味噌汁はもちろん、カレーパウダーを少量入れたスープやビシソワーズ(冷製スープ)も体力回復に効果的です。

     

    日中は水やポカリスエットのようなものを飲み、夜には温かい飲み物(ほうじ茶)などを飲むように切り替え、体を温めてくれる食材を使う料理を考えていくことで、体を守っていきたいものです。

    美容の大敵!クーラー病にならないで快眠する方法

    クーラーをかけても、背中が暑くてよく眠れなかったり、何故か眠りが浅かったりしませんか?

    そのようなときにおすすめなのは保冷剤を薄いタオルで巻いて、首の下にあてて眠ることです。

    こんなことで?と思いますが、本当に気持ちよく眠ることができます。

    酷暑やクーラーから肌を守るには

    美容は健康な体があってこそ・・なので、まずは夏の猛暑をなんとかして乗り切ることが第一です。
    そして本当に夏の肌は命に危険があるような暑さ、大量の紫外線、蓄積していく身体の疲れでヘトヘトです。

    そんな季節に美容のためにできることは、まずは何を置いても日焼け止めです。

    たっぷり塗って出かけ、汗で取れてしまったら、塗りなおすことができるよう、小さめのものをバッグに入れておきましょう。

    そして眠るときは、クーラーや除湿でどうしても肌表面が乾燥してしまいますので、目のまわりには保湿クリームを塗るのを忘れないようにしましょう。
    (私は暑さで塗るのを忘れてしまい、乾燥して大変なことになってしまいました 笑)

    保湿作用に優れた美容液についても、これから沢山リサーチしていきたいと思いますのでどうぞお楽しみに!