紫外線を防ぐサングラスの偉大な効果
夏になると売り出される素敵な日傘や帽子。
毎年買い替えたりされる方も多いと思いますが、日常生活で紫外線を防ぐためにサングラスを活用されていらっしゃる方はどのくらいいるでしょう?
実は目に紫外線が入ると、脳が反応してしまいます。
脳が体全体を守ろうとメラニン色素を発生してシミを作ってしまうのです。
つまり日焼け止めを塗ったりするだけでは紫外線対策は不十分で、目への紫外線を防ぐことも非常に大切なのです。
紫外線を防ぐにはサングラスが最適
この記事の目次
日本では真夏の海辺や冬のスキー場に行くときだけはサングラスをかける人も多いようです。
一応持ってはいるけれど、普段はもっぱら日傘や帽子を使っているからサングラスはあまり持ち歩いていないわ・・という方も多いのではないでしょうか。
あまり街中でかけている人もいないし、なんとなく格好つけているように思われる気がしたり、
着ている洋服と合うかどうかなども考えてしまって、手が伸びない方も多いのかもしれません。
でも実は日傘や帽子などとは比べ物にならない位、サングラスには紫外線防止の効果があるのです。
帽子や日傘とは圧倒的な差のサングラス効果
紫外線カット効果については、帽子のみだと5割、日傘のみでも5割にしかなりませんが、UVカット加工のサングラスだと8割以上、サングラスと帽子を併用をすると9割以上にのぼるのです。
帽子を併用する場合、サングラスの上から紫外線が入ってきますから、それをふせぐためになるべく帽子のつばが7センチ以上あるものだと、最も良いとされています。
帽子は直射日光から頭を守ってもらえて助かりますが、日傘はかさばるし、荷物が多いような時はさすのも大変ですね。
サングラスは一度かけてしまえば、両手は空いているし、風に飛ばされる心配もありません。
そして何よりも光老化は肌の老化の80%を占めるといわれていますから、肌の老化予防のためには最も大切な(化粧品以上に)ものかもしれません。
紫外線を防ぐサングラスの紫外線透過率の基準は?
それなら今年こそ素敵なサングラスを買って、紫外線対策も万全にしていこう・・と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
そこで、本当に効果のあるサングラスはどういうものか、またどうやって選んでいけば良いのかというポイントをまとめてみます。
紫外線を防ぐサングラスは色が濃いほうがいい?
サングラスを選ぶ時、なんとなく色が濃いレンズの方が紫外線をカットできるような気がして、つい黒やこげ茶色のものを探そうとしてしまいがちですが、実は色と紫外線カットの性能は関係がありません。
紫外線カットのサングラスには、「紫外線透過率」というものが数字で表示されています。
これはそのレンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す数字です。
なので数字が低いほどレンズの性能が優れているということになります。
例えば「紫外線透過率1.0%以下」と書かれていたら紫外線を99%以上カットすることができるということなのです。
また、サングラスによっては「紫外線カット率」「UVカット率」と書かれている商品もあります。
私もなかなかお気に入りのサングラスが見つからず、いつも見て歩いているのですが、性能が良くなるほど金額は高くなる傾向にあるようですね。
そしてサングラスにはお洒落の要素もあるので、機能が良ければ似合わなくても良い・・ということでもないので、やはりじっくりと選んでいきたいものです。
色の濃いサングラスを買うときの注意点
これは知らない方も多いかもしれません。
紫外線カット効果がなくて、黒などの濃い色のサングラスをかけると目に悪い影響を与える可能性もあるのです。
どういうことかというと、これは人の目の持つ機能によるのですが、目は暗いところでは瞳孔(どうこう)という目の中心にある光を通す領域が開き、より多くの光を取り込もうとします。
つまり、紫外線カット機能もないのに、濃い色のレンズをかけてしまうと、目は一生懸命に瞳孔を開いてしまいますから、より多くの紫外線を目に取り込んでしまうのです。
私も沢山持っているのですが、雑貨屋さんなどで売っているサングラスで形が素敵なものなどがありますね。
でもこれに紫外線カット効果がない場合は、長時間紫外線をあびることはかえって紫外線を取り込んでしまい肌の老化にもつながってしまうので、ここは本当に気をつけたいところです。
紫外線を防ぐUVカットサングラスには寿命があった!
これも初めて知ったという方も多いかもしれません。
実はサングラスのUV効果には寿命があるのです。
サングラスにUVカット機能がついている場合、2通りの作り方があります。
1・UVカット素材
レンズの素材に紫外線吸収剤という成分を練りこんだもの2・UVカット加工
レンズの表面にコーティング剤を塗ったもの
昔はUVカット加工のサングラスが主流でした。
レンズそのものに、コーテイングしているタイプです。
このコーティングされたレンズは、どんなに丁寧に使っても、摩擦や熱で5年ほどで紫外線を防ぐことができなくなるといわれています。
使い方が悪いとコーティングがはがれてしまうこともあるのでさらに寿命は短くなってしまいます。
現在はレンズに紫外線吸収剤を練りこむタイプが主流で販売されています。
これならコーティングがはがれるということはないのですが、実はこちらにも紫外線を吸収する限界があります。
こちらも一般的に約5年と言われていますが、使う頻度が少ない場合は、もっと長持ちするようです。
サングラスのUV400の意味とは?
紫外線には3つの種類があります。
UVーA
UVーB
UV-C
の3つです。
この中でUV-Cは地上に届かないので、AとB派だけを防御すれば大丈夫です。
ところで UV-Aは、波長 315~380 nm、UV-Bは 波長 280~315 nm となっていて
Aのほうが波長が長いのです。
サングラスについているタグを見ると「UV400」というものと「UV380」というものがあると思います。
これは
UV400・・・ 400nmまでの紫外線をカットできる
UV380・・・380nmまでの紫外線をカットできるという意味です。
そして一般的には、UV400のレンズで紫外線カット率が99%、UV380のレンズだと紫外線カット率は90%とされています。
そうであるなら、せっかくこれから購入するならUV400一択ですね!
紫外線を防ぐサングラスの選び方のまとめ
紫外線を対策するためのサングラスの効果は計り知れないものがありますね。
是非、帽子と共にサングラスを積極的に使って肌を守っていきたいものです。
新しく購入される場合はUV400がおすすめです。
また、色の濃さはサングラスの効果には関係ありません。
ぜひ、目や肌を守るためにも、良いサングラスをみつけて活用していきたいものです。
そして紫外線の強くなる季節には、合わせて肌の手入れもしっかりとやってゆきましょう。
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