美肌菌を増やす方法を発見!うるおいを保つスキンケアで育菌
「美肌菌」貴女は聞いたことがありますか?
善玉菌とか腸内細菌とかは知っているけれど、実は私「美肌菌」については全く知りませんでした。
ところが先日NHKの「美と若さの新常識」という番組で、美肌菌を増やして美肌を手に入れる方法
が放送されていました。
美肌菌って一言でいうと「肌の潤いをアップさせる 美肌効果のある菌」という、とっても素敵な菌なのです。
そして化粧品としてはないかと調べてみると、昨年にはディオールが美肌菌に着目したスキンケアシリーズ「スキンフローラシリーズ」を販売していました。
( ;∀;)さすがディオール!すごい!!
そこで今日は美肌菌について改めてしっかりと調べ、できるだけわかりやすくまとめてみたいと思います。
美肌の菌活に興味のある方は、是非ご一読くださいね!
美肌菌とは?
この記事の目次
私たちの肌には目で確認はできませんが、沢山の皮膚常在菌がいます。
顔に菌が住んでるの!?ってちょっと想像するとイヤかもしれませんけど・・笑
そして腸内に「善玉菌」と「悪玉菌」がいるように、お肌の表面には美肌作りに役立つ「善玉菌(美肌菌)」も住んでいるんです。
でもいい菌ばかりではありません。
常在菌の中には、ニキビの原因となる「アクネ菌」も含まれているので、私達にとっては良い菌も悪い菌も、どちらも持っているということなんです。
そしてこの美肌菌とは、正式名称「表皮ブドウ球菌」といいます。
実はこの美肌菌、肌の悪玉菌が増えるのをおさえるばかりか、とても素晴らしい働きをしてくれるのです。
美肌菌がもたらす肌への効果って?
具体的に美肌菌はどのような美肌効果をもたらしてくれるのでしょう?
美肌菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌は、顔の毛穴から出た皮脂を分解して、化粧品にも使われている保湿成分のグリセリンを作る働きがあります。
グリセリンって、化粧水などの成分表示を見ていただくと、一番最初に水・グリセリン・って書いてありますね!
あのグリセリンです。
人の肌の表面には厚さ0.02mmの角質層があります。
そしてこの角質層を作っている角質の細胞には、水分とグリセリンを通すアクアポリンという水路があります。
水分と同時にたくさんのグリセリンが角質細胞に供給されると、その水分が蒸発しにくくなります。
すると角質細胞はうるおいでしっかりと満たされ、すべすべで透明感のある肌になっていくのです。
美肌菌は、人の皮脂を分解してグリセリンを作ってくれる・・すごいことですね!
美肌菌はセラミドの生成環境をつくる
美肌菌は肌の表面を理想的な弱酸性に保っています。
肌表面が弱酸性に保たれると何が良いのかというと、肌の内部で保湿成分のセラミドが作りやすくなるのです。
保湿作用が高まれば肌にとってはバリア機能も高まり、美容の面からも最高ですね。
美肌菌は悪玉菌の繁殖を抑制する
美肌菌は、肌荒れやアトピー性皮膚炎を引き起こす悪玉菌「黄色ブドウ球菌」を退治する抗菌ペプチドを作り出します。
こうして肌を守るという働きもしっかりとしてくれます。
まさに肌にとって、良いことばかり!
頼りになりますね。
皮膚常在菌の種類
皮膚表面や毛穴の中には、数百億から1兆にもおよぶ皮膚常在菌がいるといわれています。
菌は大きく分類すると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分けることができ、これらがバランスを保って住んでいます。
「善玉菌」とは肌にとって有益な活動をする菌です。
「悪玉菌」は、皮膚トラブルの原因を招く菌。
「日和見菌」は、善玉菌と悪玉菌のどちらかの勢力が大きい方について活動します。
皮膚がすこやかな状態では善玉菌の数が多く、日和見菌も肌に有益な活動をします。
しかし、悪玉菌の数が増えると日和見菌は悪玉菌に加勢し、肌トラブルを招く活動をするのです。
なんか嫌ですね~~!!私はこういう主体性のない日和見菌は好きじゃありません。
まだ悪さをする悪玉菌のほうがマシね・・って思ってしまいます~!笑
美肌菌を増やす方法
日和見菌のような頼りにならない菌はダメなので
(;´∀`)汗 少しでも美肌菌の量を増やしていきたいと思います。
そこで私たちの顔にいる美肌菌を増やすためにどんなことに気をつけていけばよいかと調べていくと「う~~ん、さすが菌だなぁ~・・」と驚くことがいっぱい!
菌ですからやっぱり基本、ムシムシ、じめじめとしているところでなければ生息できないんだ・・と思いました。
1・汗をかく
美肌菌の栄養源は皮脂と汗です。
そこでその美肌菌を増やすには、軽い運動で汗をかくことが効果的。
特に汗のかきにくい冬は体を動かしたり、温かいものや辛いものを食べるなど、意識して発汗を促すと良いそうです。
また入浴後の寝る前に汗をかき、そのまま寝るのは美肌菌を増やすのに大変効果的です。
軽くストレッチなどをして眠るのは、体だけでなく美肌菌にとって、とても良い環境になります。
2・洗顔のしすぎに気をつける
これは洗い方のテクニックともいえるかもしれません。
メイクはしっかりと完全に落としきりたいですが、それを一回で完結することが大切です。
クレンジングや洗顔料で顔を洗うと、皮膚の表面にいる常在菌も洗い流してしまいます。
美肌菌も流れてしまい、この菌がもとに回復するまでに半日(12時間)位かかるようなのです。
クレンジングや洗顔料を使ったしっかり洗顔は夜1回だけにして、温度は熱湯ではなく、ぬるま湯(30度程度)を使います。
また、優しく洗うこともポイント。
優しく洗えば、表面の美肌菌は洗い落とされても肌の奥の角質層の美肌菌は残りますが、ごしごし洗うと奥の美肌菌も落とされてしまいます。
そして朝は、石鹸や洗顔フォームを使わず、ぬるま湯でかるく洗顔するだけにします。
3・化粧品の使いすぎに気をつける
多くの化粧品には防腐剤や保存料が使われています。
つまり化粧品の中で菌を増やさないために使われているのですが、これが美肌菌にもダメージを与えてしまう可能性があります。
できれば防腐剤などの入っていない、添加物の少ないものを使用し、また使いすぎると菌のためには逆効果となり、住みづらくなってしまうことも覚えておきましょう。
4・部屋を加湿する
美肌菌が生きていくためには、菌であるがゆえに、一定の温度と湿度が必要不可欠。
冬などは加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干すなどして、部屋を加湿しましょう。
5・できればメイクをしない
メイク落としは美肌菌減少の大きな原因になってしまうので、たまにメイク落としを使わない日をつくると美肌菌の育成には良いのです。
できるだけ、そんな日をつくれるようにしてみましょう。
このようなことに気をつけていくと、美肌菌が増え、美肌に近づいていけるのです。
美肌菌のまとめ
美肌菌についてまとめてみましたが、私にとって一番意外だったのは、菌が皮脂と汗をエサにしていたということです。
皮脂はクレンジング剤や化粧品、洗顔方法で落としすぎると良くないことはよくわかりますが、少し汗をかいているくらいが肌にはいいということは本当に新発見でした!
ほんのちょっとしたことの積み重ねですが、知っていると良いことっていっぱいありますね。
美肌の味方である美肌菌を沢山増やして、綺麗な肌を作っていきたいですね。
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