美顔ローラーは本当に効果あり?摩擦でシミは出来ない??
今日は常々、私が思っていたこと、心配していたことを書きたいと思います。
リファカラットという美顔ローラーをご存知でしょうか?
銀色で顔にあてて転がしていくものです。
ハンドル部分についているソーラーパネルで微弱電流(マイクロカレント)をつくり、肌に送り込むことで、肌の美肌効果と引き締めを促すというものです。
一時期爆発的に流行りましたね。
ミーハーな私は発売当初から「これは何??」と気になっていて、すごく早い時期に購入しました。
そしてその後、正規品でなく、まがいものが出てきたり、違うメーカーからも続々と類似商品が発売されました。
今も、昔ほどではないにしても、電気屋さんには必ず中央にある、人気商品だと思います。
しかし最初のうちはともかく、長いことコロコロすることを(いえ、持っていることすら)忘れているような私・・(汗)
せっかく持っているんだからちゃんと使おう!なんて思って、一年くらいまえにやったことがありました。
でもひさしぶりにやりながら、「これ・・こんなに刺激が強かったっけ・・?」と感じたんです。
そしてそのころ、ちょうど皮膚科に行くことがあり、その先生は美容外科もかねて診察されていたので、気になるシミのことを聞いてみました。
先生は、「頬にあるのは肝斑ではないですが、とにかく刺激しないようにしてください。マッサージとか、だめですよ。」と仰るのです。
「少しのマッサージもダメですか?」と聞くと
「しないでください。それで皆さん、シミの原因になってます。とにかく力を入れて触らないでくださいね」
「じゃぁ・・ころころ転がすような金属の美顔器とかは・・??」
「ああ・・あれはほんとに、シミの原因になってますからね。ごしごしこすっていいことがあるわけないですよ」
と、さも当たり前でしょう・・と言った顔で言われてしまいました。
実は、私もそんな気がしていたんです・・。
本当は。
それ以来、私は持っている美顔器を 首などリンパのマッサージと、二の腕やふくらはぎのマッサージをしたいときだけ、使うようにしました。
結論から言うと、この先生のおっしゃっていたことは、「肌に刺激を与えることは極力避けないとシミになっていく」という私の考えと同じだったのです。
今日はどうしてこんな結論になったかということを書いていきたいと思います。
すでにリファを持っていらっしゃる方も多いと思います。
これはやると気持ちがいいので、ついつい、何分もやってしまいますね。
そしてどうしても力を入れてしまいがちです。
でも、こうやって美顔ローラーを何度も同じ個所で転がしてしまったり
強い力で転がしてしまったりするのは一番避けなければいけないことです。
何故なら、強い力で同じ場所を何度もコロコロすると、肌への刺激が強くなります。
すると肌が内部を守ろうと防衛機能を働かせ、メラニン色素の生成を活性化させてしまうのです。
メラニン色素というのはシミの原因になるもので、活性化すると
シミが濃くなる
肌がくすむ
という結果になります。
また美顔ローラーをゴロゴロと使いすぎると、肌内部のコラーゲンやエラスチンが傷ついてしまう可能性があります。
これらの繊維は肌の弾力やハリを保ってくれているので、それが切れてしまうと肌がたるんでしまうんです。
つまり美顔ローラーを使い過ぎると、肌にシミが出来るだけでなく、たるんでしまう可能性も充分ある・・ということです。
ちょっと待ってください・・小顔になるために、顔の輪郭を引き締めるために、毎日一生懸命コロコロして頑張っていたんですよ!!って言われる方もいるかもしれません。
私も、買った当時は一生懸命映画を見ながらやっていた気がします。
実は、私がコロコロしていたあたりは、やはりうっすらとシミになってしまっています。
また、使い方のひとつとしてお風呂の中で使う・・といった方法もあります。
でも実は、これも危険を含んでいます。
ホットタオルで顔を蒸したり、お風呂で蒸されている状態や、お風呂上りに美顔器をローリングすると、そのあと、肌から水分が蒸発するときに、より一層肌の内部の水分も持っていかれてしまいます。
結局、乾燥が進む中で、小さな無数の傷を皮膚につけてしまっているともいえるのです。
綺麗になるために一生懸命努力したことで、かえって酷い結果になるのは、あまりにも悲しいことです。
私はリファは、二の腕やふくらはぎにローリングするには最高と感じています。
現在使っていらっしゃる方は、どうか顔の同じ場所での回数を控えめにして、リンパの流れを促すことを意識して使ってくださいね。
そして全身のマッサージなどにぜひ有効に活用してくださいね。